月経カップを使って3ヶ月経過
緩く実施している脱プラスチックの一環で、毎月使っているナプキンゴミをなるべく出さないようにしたいと思うようになった。
そこで、3ヶ月前から導入したものが月経カップ。
月経カップとは
毎月の生理の時に使われる一般的な用品は「ナプキン」や「タンポン」いずれもポリマーなどに経血を染み込ませてパンツなどに漏れるのを防ぐのが特徴だ。
月経カップはシリコン等の素材でできていて膣の中にカップを挿入し、カップに経血を受け止めるのが特徴である。
カップは繰り返し使える素材でできており、経血を流して再度挿入する形で繰り返し使う。
イメージは雨漏りしている箇所の下に何を置くかの違いだと考えると理解しやすいかもしれない。
月経カップの選び方
一言で月経カップと言っても色々なメーカー、種類のものが出回っている。それぞれサイズや形状が異なるので吟味して選びたい。
選ぶ基準その1:素材
シリコーンまたはTPEのものが多い。体内に入れるものなので医療用シリコーンとなっているものが一番安全性が高いかと判断し、医療用シリコーンのものを選んだ。
TPEは熱可塑性エラストマーという素材でゴムとプラスチックの間くらいの素材。シリコンアレルギーやラテックスアレルギーの場合は逆にTPEが選択肢となってくる。
選ぶ基準その2:サイズ
製品によってどの程度の経血を受け止められるか、容量が異なる。
10ml、20ml、30ml、40ml以上とまさにサイズはバラバラ。
多い日、少ない日で使い分けをしたいのか、1つで乗り切るスタイルにするかによっても選ぶカップは変わってくるだろう。
私の場合は1つで全期間乗り切りたかったので比較的大きめのものを選択肢として考えた。
選ぶ基準その3:形状
ステムと呼ばれる取り出しの時のとっかかりになる部分の形状も製品によって様々。
大きく分けると丸くリング状のもの、棒状のものの2パターン。
結果たどり着いたのがディーバカップ
divacupjapan.com
経産婦はモデル2を勧められるが、外国の人より体が小さいはずと思ってなんとなくモデル1を購入。
ただ、3ヶ月使った感想としてはモデル2にしても良かったかもと思う。
量が多い日はカップがすぐに満タンになり、1時間に1回変えないと受け止めが間に合わなくなってしまう。
そして、よく考えると身長167cmそんなに外国の人とも体格差なかったのではないか。
次に購入する時は多い日用に容量の大きいものを買いたい。
月経カップの買い方
最近では街中でも月経カップが陳列されている様子を見ることが増えてきた。
それでも全種類置いている店などはないのでやはりネットが一番の選択肢になるだろう。
ネットでディーバカップを購入し3日程度で到着、利用できた。
お手入れの仕方
初回の利用前には鍋で煮沸消毒した。哺乳瓶を消毒するのと同じイメージで、グラグラと鍋にお湯を沸騰させて煮る。
ただ、一度使ったカップを再度食品用の鍋で煮るのは嫌だったので、2回目以降は使っていないプラスチックタッパーにカップと水を少し入れてレンジでチンして消毒するスタイルに変更した。
2人目の哺乳瓶消毒も同じようにレンジでチンにしていたので同じ要領で実施している。
また、毎日お風呂に入った時にはカップも一緒に綺麗に洗う。
洗う石鹸はこれも赤ちゃん用の洗剤を利用。赤ちゃんの石鹸なら無香料・無着色・防腐剤無添加。
生理期間が終了したら乾かしてから付属の袋に収納する。
使い方
さあ、時間をかけて選んで買って、消毒も完了!
最初の挿入はやっぱりドキドキ。
本当にこの小さなカップで受け止められるのか。
このサイズのカップが体の中に入っていて平気なのか。
カップが開くって買いてあるけど開かなくてダラダラ漏れちゃうことはないのか。
突っ込みすぎて取れなくなっちゃうことはないのか。
慣れるまではカップがちゃんと開いていなかったり、入れる場所が浅すぎたりと予想通り失敗することも多かった。
私が行き着いた使い方は、こちら。
*入れ方
カップの入口をCの形に曲げて入れる。
入れるときは奥まで指で押し込む。
爪を切っていないと爪が中に当たって痛いので爪はきちんと切っておくほうが良い。
使って感じたメリット
*生理用品を買う必要がない。
毎月の生理のためにナプキンをストックしておく必要がないのは思ったよりも楽。
*経血の量がみえる
最初は量が見えたからどうなるんだろうと思っていたが、生理周期を繰り返すうちに、「2日目でこの量であれば今回は少ないからすぐに終わりそう」など量を意識することで生理の重さや進捗がわかるようになってきた。
*お風呂上がりぽたぽたしない
ナプキンの時と違って常にカップが入っている状態なのでお風呂に入るときや出る時も安心。温泉に行くときもぽたぽたしない!
使って感じたデメリット
どんな人におすすめ?
・ゆっくり試せる人
ちょうど在宅勤務中に開始できたから良かったが、自分の量のペースがわからない時に出先で処理するのは難しいかもしれない。慣れるまでは安心できるスペースで処理したい。
自分の1日の量がわからないうちに外回りでトイレにしばらく行けないなんて人が始めるのは難しいと思う。