アヤポコの雑記*2人目育児中

育児のこと、旅行のこと、仕事のこと。30代の第二子子育て中の雑記です。

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夫、旦那、パートナーの呼び名の話

家族で夕食を食べている時に不意に呼び名の話になった。
「他の人の前でパートナーをなんて呼んでる?」という話。

「夫」「旦那」「お父さん」
それぞれ呼び名は色々。
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意味は男の配偶者
反対語は「妻」


旦那

男の主人のことを敬っていう言葉
主人に準ずる
反対語は「奥様」


主人

文字の通り一家の主
雇い主のことを指すこともある
反対語は「家内」


お父さん・パパ

子供のいる家の父を指す言葉
反対語は「お母さん」「ママ」



この中で旦那や主人は男性に対して女性を下に見るような主従関係を感じさせる意味合いが含まれている。このことは呼び名の話の文脈でもよく言われる。
その点では夫を使った方がいいのかもしれないが、夫という言葉には配偶者、つまり法律で認められた関係という意味が根底にある。

言葉の意味や使い方は時代によって変わっていく。
今30代の私はなんとなく周りと話していたり、肌感覚として、最近の若い夫婦に関しては「旦那」や「主人」を主従関係を持ったワードとしては認識していないのではないかと思う。
自分の方がパートナーより稼いで、家計を支えている女性であっても「主人」という言い方をする人もいるし籍が入っていない状態でも「嫁」という言い方をしたりする。
意味を知らないからわからないで使っているんだよ、と言われたらそれまでだが、個人的にはこれらの言葉が「昔は主従関係を表す言葉として使われていたけど今はその意味は薄れちゃったね」というようになればいいと思う。
専業主婦家庭の方が多かった今の親世代の方がこの言葉の用法に敏感なように思う。

主従関係なんて今は関係ないよねという話になるためには日本では取り除かなくてはいけないハードルが山ほどある。
男女の賃金格差や夫婦別姓、要職に占める女性の割合。
この辺が均整化されてジェンダーギャップが埋まらない限りは「主従関係なんて昔の話」とはならないのだろう。
http://www3.weforum.org/docs/WEF_GGGR_2020.pdf


それでも家族でもこんな話が出てくるのだから、世の中に気にしている人は多いのだろう。相手に呼びかける時に不快な気持ちにさせないための配慮は必要だ。
近い仲なら「〇〇さん元気?」と名前で呼ぶのがいいだろうし、知らない人であれば「パートナー」や「つれあい」という言葉を使ってもいいだろう。

「主人」って昔はそんな意味があったの?今は真逆なのにね。
そんな日がいつか来ればいい