アヤポコの雑記*2人目育児中

育児のこと、旅行のこと、仕事のこと。30代の第二子子育て中の雑記です。

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子供にとっての不気味の谷現象か?!

メルちゃんを見て怖がる1歳児を見て、これは子供にとっての不気味の谷なんではないかと思った。

不気味の谷とはロボットを人間に似せて作っていく過程である地点からすごく嫌悪感が出て不気味に見えてくるというものだ。全然似ていなくてもそっくりでも不気味には見えないがある一定の似せ方だと不気味に感じるというもの。

我が家にクリスマスプレゼントとしてやってきたメルちゃん。
お世話用の人形でプラスチックでできた赤ちゃんを小さくしたような形をしている。
もらったのは1歳8ヶ月の娘。
箱から出てきたメルちゃんをみると一言「こわい」と言って全く遊ぼうとしなかった。
一方4歳になった息子はメルちゃんを妹だと言って可愛がり、お風呂に入れたり手足を持って遊んだりする。
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今までも家にはぬいぐるみや人形があり、近くで人形を見るのは初めてではない。
アンパンマンのぬいぐるみは毎日抱っこして寝るし、クマのぬいぐるみやそのほかキャラクターのぬいぐるみ、レゴの人形など全く怖がらず遊んでいる娘。
お下がりでもらったリカちゃん人形も怖がらず大事に遊んでいたので、メルちゃんも当然可愛がるものだと思っていた。
箱には2歳からと記載があるものの、噛んだり食べたりしなければいいかと思い、クリスマスプレゼントとして選んでみたのだ。

他のぬいぐるみやリカちゃんとメルちゃんとは大人にとっては大差はないように感じる。大きさはぬいぐるみと同じくらいだし、素材はリカちゃんと同じ。
違うのは赤ちゃんに似せて作られているということ。
目、鼻、口、髪の毛、手など体のパーツを一つづつ覚えている1歳児にとってメルちゃんは自分が認識している「人間」という形状とあまりに一致しすぎているのではないか。そのため他の人形とは異なる存在だと認識し、その似ている形状によって不気味だと感じているのではないだろうか。

人間に見えるけど人間ではない全く違うものでもないし、そっくりでもない、まさに不気味の谷に存在する人に似た何かとしてメルちゃんは認識されているのではないか。

「いや」「こわい」という一方で気に掛かる存在でもあるらしく、朝起きてメルちゃんを見ると指を刺して「ポポ」という。(メルちゃんのことをぽぽちゃんと混同している)
欲しいのかな?と思い近くに持っていくと、「いらない」とはっきり拒絶するのだ。

大人から見ると赤ちゃんに似せているとはいえ本物の赤ちゃんには到底見えない。大人にとっての似ている、似ていないの目盛と、1歳児にとっての目盛は縮尺がだいぶ異なるのだろう。
もう少したくさん情報をインプットして人間と人間じゃないもの、ぬいぐるみと人形など区別する材料が多くなれば不気味の谷の向こう側にメルちゃんをおくことができるだろう。

どのタイミングでメルちゃんと遊び出すかしばらくは観察してみることとする。