FP2級を独学で取得するまでの勉強方法と期間
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IT業界で自営業的にフリーで働く旦那と将来のために!とFP(ファイナンシャルプランナー)2級を取ってみることにしました。
2人とも金融、保険業は未知の世界でしたが独学で勉強して1発で2級合格することができたので、その勉強方法と時間をまとめてみます。
試験の種類
FPの試験種類には大きくわけて2つあります。
- ファイナンシャルプランナー(国家資格)
- AFP、CFP(民間資格)
今回は国家資格である1のファイナンシャルプランナー(以下FP)について説明していきます。
FPの試験を主催している団体には大きくわけて2つあります。
どちらで受けても合格すれば同じFPの資格が得られます。
違いは午後の実技の内容です。
きんざいの実技
- 個人資産相談業務
- 生保顧客資産相談業務
- 損保顧客資産相談業務
- 中傷事業主資産相談業務
FP協会の実技
- 資産設計提案業務
実技によってどちらの団体で受けるかが変わってきます。
今回は一番個人事業主に関係ありそうな「個人資産相談業務」を受けたのできんざいから申し込みをしました。
受験資格
FP2級をとるぞ!と決めたものの、すぐに2級を受けることができませんでした。というのも2級の受験資格は以下のように決められています。
- 3級技能検定の合格者
- FP業務に関し2年以上の実務経験を有するもの
- 日本FP協会が認定するAFP認定研修を修了したもの
- 厚生労働省認定金融渉外技能審査3級の合格者
つまり実務経験がない場合は2級はいきなり受けられないということ。
そのためまずはFP3級の試験を受験することにしました。
試験日程
試験は年間3回実施されています。
1月、5月、9月です。
例えば2016年度の場合はこんな感じ。
2016年5月22日(日)
2016年9月11日(日)
2017年1月22日(日)
この年の9月に3級を受験、続く1月に2級を受験しました。
ちなみに、旦那と一緒に申し込みをしたらバッチリ同じ会場になりました。
あんまり会場多く別れてないのかな。
勉強方法
参考書を古本で2冊買ってひたすら全部解く!
試験前はひたすら過去問を解く!
上記の方法を3級、2級に実施しました。
3級の場合
参考書:2時間×30日=60時間
過去問:8時間×2日=16時間
2級の場合
参考書:2時間×100日=200時間
過去問:4時間×5日+8時間×2日=36時間
2級と3級の試験範囲は同じような感じですが、圧倒的に詳細を聞かれるようになるので2級はかなり真面目に参考書やりこまないときついです。
そして何より大事なのは過去問!3年前くらいからの過去問は全て解き、直近1年分については最低2回は解きました。過去問はネットで検索するとたくさん出て来ます。
試験の傾向がつかめると出題の意図の理解が進み、やや変化球が来ても解けるようになって来ます。
試験のポイント
学科は全部で6範囲から10問ずつ出題され、6割取れれば合格です。
- ライフプランニングと資金計画
- リスク管理
- 金融資産運用
- タックスプランニング
- 不動産
- 相続・事業承継
実技は上記の6範囲のうちリスク管理は過去に出題されたことがないので、5範囲からでる問題を6割取れれば合格です。
勉強を進めると得意な分野、苦手な分野が必然的に出てくると思います。
私は「相続・事業承継」が得点が取りやすく、「リスク管理」が苦手でした。
6割取れば合格なので全部満遍なく取れればそれに越したことはないですが、短期決戦型の場合は1分野くらいは弱いところがあっても他でカバーできます。
お世話になった本
FP3級
初めてのFPだったので入門書的な優しいものを選びました。
FP2級
試験対策がバッチリできるものという視点で本家のものを選びました。