アヤポコの雑記*2人目育児中

育児のこと、旅行のこと、仕事のこと。30代の第二子子育て中の雑記です。

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心室中隔欠損症の穴が塞がるまで

病名の宣告

2622グラム、予定日の3日前に生まれた息子。産後は安定した日々を過ごしていました。入院生活にも慣れてきた3日目、検診に行った息子のお迎えに行くと、看護師さんから「小児科の先生が見ているので終わったらお連れします」と言われました。

その時は「あー戻って来るまでもう少し寝れる」くらいにしか思わなかったものの、1時間後くらいに再度検診室に来るようにアナウンスされました。

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そこで告げられた「心臓に穴が空いている可能性がある」という衝撃的な言葉。聴診をしたところ”心雑音”が聞こえるので、その原因となる可能性が一番高いのが心臓の右心室と左心室の間に穴が空いていて血液が逆流しているということです。

心臓に穴ってどういうこと?何か妊娠中悪いことしたかな。。逆流したら静脈の二酸化炭素いっぱいの血液混ざっちゃうんじゃ?!と先生のお話を聞いている間に思わず涙がポロポロ。

 結果、その先生は心臓の専門医ではないということで、退院後に再検査をすることになりました。後で聞いてみれば、検査で問題なかった子たちは時間通りにお部屋に戻って、要観察の息子が超音波やらなんやらを受けてた見たい。

病室に戻ってから少し気持ちが落ち着いてきたので、スマホで症例を検索すると様々な程度があることがわかりました。

精密検査をするまではあくまでも「可能性がある」ということで断定はできないとのこと。ミルクも飲んでるし体重も増えてるので「通常通り過ごしていいよ」とのお言葉をいただき退院。しばらくは生殺し状態の日々を過ごしました。

 

2週間後の精密検査

 産まれたのと同じ大学病院での精密検査。2週間の間問題なく飲めて元気に大きくなっていたので、そこまで悲観はしていなかったが、やはりドキドキ。

何より、2時間間隔でおっぱいを飲む子を連れて病院へ行くのは産後の身体には大きな負担です。

身長体重を計った後に心電図、レントゲンの検査。

レントゲン室からは我が子の大きな泣き声が。。(心電図は抱っこして同席できたけどレントゲンは同席できなかった)

お腹空いたのか?とミルクをあげながら心臓のドクターの順番を待ちました。

診察は大人と同じように小さな胸にジェルを塗られてエコーで確認。心電図やなんやらと総合的に見ていただいた結果、「穴は1mmくらいで小さいようなので、通常通り過ごしてまた半年後に経過観察しましょう」と診断されました。

 

日々の生活

精密検査の際に、「リスクとして感染症になった場合に悪化することがあるので、予防接種はどんどん進めてください」と言われていたので、予防接種は2ヶ月の頃から最短コースで受けまくりました。

ミルクの飲みが悪い、体重が増えないなど心配していたことは杞憂に終わり4月からは5ヶ月で保育園にも入園。元気に過ごしていました。

ただ、他の子と比べるとうつ伏せが嫌いなようで、自らうつ伏せの体制を取ろうとすることがなく、「心臓に穴が空いているから圧迫されて苦しいのかな」と心配していました。

 

半年後定期検診

半年で7130gまで成長!半年検診では心電図やレントゲンはなく、聴診とエコーのみ。

聴診器を当てたドクターから「音がしないねぇ」と嬉しい言葉が。

エコーでも血液の逆流は見られず、穴がふさがったと診断されました。

2人目の時も穴が空いちゃうかよく聞かれるけど、空くこともあるし空かないこともある。確率の問題で母体の状態や遺伝は関係ありませんと教えてもらいました。

この頃にはどんどん寝返りもするようになり、うつ伏せ寝が大好きに。うつ伏せにならなかったのは単純に筋肉がついてなかったからだったみたいです。

 

まとめ

1000人に3人の確率で出生する心室中隔欠損症

出産前は全く知らなかったこの病名。1年以内に半数の子の穴が自然に塞がるとのこと。手術も現代の技術では95%以上の成功率がある病気です。

産院の担当看護師さんも「妹が心室中隔欠損症だったけど成人して元気ですよ」と教えてくれたように程度の差はあっても元気に大人になる人は多いようです。