手書き文字の情報量はPCフォントの数倍
保育園に通い始めて1年、手書き文字で毎月のプリントをもらう。手書き文字で書いてあることに始めは毎月びっくりしたもの。
こんなにびっしり手書きで書いてある、途中で間違えたらどうするんだろ、うっすら鉛筆の下書きも書いてあるなんて具合。
それも1年経ったこの時期になると慣れてきた。最初の頃は連絡帳を見てもこの文字はなんて書いてあるんだろうってところから始まって、段々この先生の文字だってところまで目が慣れてきた。
日常生活で手書きの制作物を見る機会なんて保育園に通うまでほとんどなかったのである意味新鮮。
手書き文字が持つ情報
・文字サイズ
・フォント
・太さ
・紙面構成
連絡帳やお便りなど同じ枠に記入された文字でも、「10.5ポイントの明朝で左詰で書く」なんてルールはないから、人によってもその時の気分によっても書き方は様々。連絡帳一つとって見てもびっしり隙間ないくらいのフォントサイズで書いている先生もいれば、個性的なフォントで読むのに時間がかかる先生も。
決まったフォントじゃ無いから揺れがある、そのせいで見慣れない文字みたいに見えて読みづらくなるって状態。
ローマ字とか慣れない文字だとプリントされたフォントだったらちゃんと読めるけど手書きだと綺麗な文字でも何書いてあるのか読みづらいですよね。
我々の文字のくせも1年付き合っている先生からは見抜かれているはずで、今日はパパだとかママから連絡だとか多分わかっているんだろうな。
活字の中に手書きの文字が入ってくるようなお便りでは手書きがすごく目立つ。整理されているところにぴょこっと異質な文字が出てくる感じ。強調したり読んで欲しいところを手書きにしたりと工夫されている。
保育園で手書きが多い訳
・PCの台数が少ない
・手書きの方が早い
・繰り返し書かない
・手書きの方が手が込んで見える
機器的にPCが職員に1台割り当てられてないからとか環境の問題もあるかもしれないけれど結局手書きの方が心がこもっているように見えて早く書けるっていう理由で現在も採用され続けているのかな。
子供に見せる文字としては同じ「あ」っていう文字でも作られたパソコンのフォントと揺れのある手書きの文字があると手書きの文字を見慣れた方が認知が進んで文字を覚えやすくなるらしい。
そういう話もあるんだったらやっぱり普段子供の目に触れる文字は手書きがいいのかもと思ったり。
久しぶりに保育園で自分以外が書く大量の手書き文字に触れて文字のくせや書方に新鮮さを覚えた。やっぱ字が綺麗に書ける人は素敵。